完璧な人

主人会社の同僚夫婦が家に遊びに来た。
同僚に会うのは3度目だが、奥さんははじめてだった。
ドアを開けた瞬間、驚くほどの美人で私は言葉を失った。
気品溢れる彼女は類まれな才女で、フランス語とイタリア語と英語が話せる上に教員免許と調理師の免許もあるそうだ。
料理を持ち寄りにしたが、全部プロ並の美味しさで私の料理がゴミに見える。
女優さんのように美人で背も高くスタイルがいいときた。
まさに非の打ち所がないとはこういうことかもしれない。 
なんか話していると自分がとっても惨めになってくる。旦那と同僚は彼女と私を比べてどう思っているだろうか。
きっと同じ人間なのにこんなに違うものかと内心哀れんでいるに違いない。
彼女はとても優しく全然悪いことなどなかったのに、私は自分の不完全さを責められている気がして涙がでてきた。
嫉妬とくやしさ。 神様は人間をどうしてこんない不平等に作ったのだろう。

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